
昔の作品だが我ながら菅平の清涼な風が吹いてくる気がする佳作だ。
1968年5月、縦315mm×横408mm(約F6サイズ)、水彩
米津アトリエは画家・父・米津福祐(よねづふくすけ)の絵を紹介しているブログですが今のところ1968年が一番古い絵で2025年の今となっては56年前の絵です。裏を見ると──

──二紀会同人と書いてあります。描きに描いて数年後ようやく二紀会会員になりそのつぎが委員ですがなかなか委員になれずになんども絵をやめようと思ったそうです。画家は上田市で商売をやっていて、絵はずっと描いてきたけれども、絵の世界でそこそこな評価ならば、団体や会をいっさい辞して趣味ていどのものにする気持ちがあったそうです。昼間は商売をやって夜は夜中まで根詰めて描いてそんなことをやっていたら胃を悪くして数ヶ月入院したこともありました。母に「お父さん絵もうやめたら」とも言われていてこの次で推挙がとれなかったら辞めようと思っていたそうです。そんな気持ちで挑んだ会で委員推挙の声がかかり現在は二紀会参与になっています。
この米津アトリエを運営している息子は絵より一年若い1969年の生まれです。当時画家・父は水彩画家から油彩画家への転向を考えていてじっさいに70年代には転向しました。だから筆づかいに「油彩へ行きたい水彩画家」の風合いが見えるのです。(大型の主要作品が油彩であることで油彩画家と定義します。このアトリエで紹介しているような小品は水彩でもクレヨンでもなんでも描きます。)